枕草子②《第百四十五段》ーうつくしきものー

枕草子《第百四十五段》ーうつくしきものー
下記を勉強します。
うつくしきもの。
瓜にかきたるちごの顔。
すずめの子の、
ねず鳴きするに踊り来る。
二つ三つばかりなるちごの、
急ぎてはひ来る道に、
いと小さきちりありけるを、
目ざとに見つけて、
いとおかしげなるおよびにとらへて、
大人ごとに見せたる、いとうつくし。
頭は尼そぎなるちごの、
目に髪の覆へるを、
かきはやらで、
うちかたぶきて物など見たるも、
うつくし。

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